Qure aromablend

Incense

Awaji Island(淡路島)

良質なお香を求め、
淡路島に辿り着きました。

島に降り立った瞬間から感じる
アクアティック・マリン・オゾンノート。
トップノートには
夢見月を感じさせない太陽に満ちた活気と
ミドルノートにあたる清々しい風、
それらを支える
ソルティーでミネラルなベースノートの調香には
ここに拡がる青い空と海のように境界線がありません。


兵庫県、神戸市の沖に位置する淡路島は
瀬戸内気候のため
年平均気温は15度程度の温暖な地です。

ほとんどの住人が線香作りに
従事していると言われる江井地区。
降水量も低く、乾いた西風も相まって
この土地は日本で最もお香の製造に適しています。


お香は仏教伝来と
飛鳥時代に日本へ伝えられました。

日本で最も古い日本書紀(595年)に

ひと抱えもある大きな沈水香木が
淡路島に漂着し、
島人がそれと知らず
かまどに入れて薪とともに燃やしたところ、
その煙が遠くまで薫り、
これを不思議なこととしてこの木を朝廷に献上した
.
淡路島に大きな沈水香木が漂流し
島民が香木と知らずに
薪として焚いた際にその高貴な薫りに驚き、
朝廷に献上すると
匂いを嗅いだ聖徳太子が
「これは沈である」と香木の種類を当てた

と記述されているほど
淡路島は香りと密接な関係にあり
歴史のある街で千年に渡り親から子孫へと、
今もなお伝統技術を用いて
お香作りが継承されています。


フランスには
一流の調香師のことを指す語として知られる
nezが存在しますが
淡路島には日本のnez 「香司」(お香の専門家)
が唯一存在します。

現在14人のみ存在する香司を中心に
彼らのみ熟知している製造の4工程は
次の順で行われます。


1. 原料の選定
 香木やハーブなどの
 植物・植物樹脂・香料で構成される原材料を
 選定し・調合します

2. 練り
 別名「こね」とも呼ばれる工程
 原料を混合機でこね、土状になるまで練り
 お香の元を作ります
 上記を仕上げたものを「玉」と呼びます

3. 裁断
 玉を押出機に入れ、お香状に押し出し
 一定の寸法に裁断します

4. 乾燥
 西風に当て、しばらくの間乾燥します

 その後、手作業によって梱包され
 お香が完成します


4月の春ららら市では
ワークショップにご参加いただいた方に
淡路島から持ち帰った桜の香りのインセンスをお配りいたします。
次の記事をお待ちください。

post-img1
post-img2
post-img3
post-img4
post-img5
post-img6
post-img7
post-img8
post-img9

良質なお香を求め、
淡路島に辿り着きました。

島に降り立った瞬間から感じる
アクアティック・マリン・オゾンノート。
トップノートには
夢見月を感じさせない太陽に満ちた活気と
ミドルノートにあたる清々しい風、
それらを支える
ソルティーでミネラルなベースノートの調香には
ここに拡がる青い空と海のように境界線がありません。


兵庫県、神戸市の沖に位置する淡路島は
瀬戸内気候のため
年平均気温は15度程度の温暖な地です。

ほとんどの住人が線香作りに
従事していると言われる江井地区。
降水量も低く、乾いた西風も相まって
この土地は日本で最もお香の製造に適しています。


お香は仏教伝来と
飛鳥時代に日本へ伝えられました。

日本で最も古い日本書紀(595年)に

ひと抱えもある大きな沈水香木が
淡路島に漂着し、
島人がそれと知らず
かまどに入れて薪とともに燃やしたところ、
その煙が遠くまで薫り、
これを不思議なこととしてこの木を朝廷に献上した
.
淡路島に大きな沈水香木が漂流し
島民が香木と知らずに
薪として焚いた際にその高貴な薫りに驚き、
朝廷に献上すると
匂いを嗅いだ聖徳太子が
「これは沈である」と香木の種類を当てた

と記述されているほど
淡路島は香りと密接な関係にあり
歴史のある街で千年に渡り親から子孫へと、
今もなお伝統技術を用いて
お香作りが継承されています。


フランスには
一流の調香師のことを指す語として知られる
nezが存在しますが
淡路島には日本のnez 「香司」(お香の専門家)
が唯一存在します。

現在14人のみ存在する香司を中心に
彼らのみ熟知している製造の4工程は
次の順で行われます。


1. 原料の選定
 香木やハーブなどの
 植物・植物樹脂・香料で構成される原材料を
 選定し・調合します

2. 練り
 別名「こね」とも呼ばれる工程
 原料を混合機でこね、土状になるまで練り
 お香の元を作ります
 上記を仕上げたものを「玉」と呼びます

3. 裁断
 玉を押出機に入れ、お香状に押し出し
 一定の寸法に裁断します

4. 乾燥
 西風に当て、しばらくの間乾燥します

 その後、手作業によって梱包され
 お香が完成します


4月の春ららら市では
ワークショップにご参加いただいた方に
淡路島から持ち帰った桜の香りのインセンスをお配りいたします。
次の記事をお待ちください。